ヒルクライム

ヒルクライムについて考えてみる。

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〜嫌いなヒルクライムについて考える〜

やまみちは本当に楽しい。「ヒルクライム」さえなければ・・・

「マウンテンバイクは山で乗るものだ」とは言わないけれど、
平坦な道よりも、勾配のある道は数倍楽しい。

なんといっても、山から下る時の楽しさは、
無邪気な(子供の時の遊び的)楽しさがある。

一気に山から下る時のスピード感と、暴れるバイクを抑えつけ、
正確にコースをトレースする操作感。スピードとコントロール。
この2つがこの遊びの醍醐味であり、もっとも美味しい部分。

<マグロでいえば大トロ>個人的には中トロの方が好きだが・・・。
さて、ここだけひょいっとつまんで満腹感を味わいたいのだけれど、
くやしいかなそうはいかない。快適な下りはすぐに終わってしまう。
そして、また下るために登らなければならない。

"全ての山に山頂までのゴンドラを付けよう" 計画始動。
ありえない。自分の足で登ろう。

インドア派だった自分は、すぐにバイクを押すことになってしまう。
山腹を巻く比較的勾配のゆるい道ですら、400m程の標高差でもあれば
距離も長くなり、足の筋肉が悲鳴を上げる。

ましてや、階段の多い登山道などは必然的に担ぎが入るので、
たまったもんじゃない。学生の頃のマラソン大会以上に息が上がる。
よりによって僕のバイクは約14kg。重い。

「何で好き好んでこんな坂道を・・・なんでだ?」
いつもの自問が始まる。

前々から気づいてはいたが、自分の体力の無さを痛感する時。
それでも、“一定のペースが大切。”と自らに言い聞かせる。

あとどれくらい登ればいいのだろう?

こう考えた人は何百万人いるのか。ちょっと大げさかもしれないが、
90年前後のブームが廃れる原因はまさにここにあった!? 

太いタイヤでかっこよくスマートに乗りこなす。
そう考えてマウンテンバイクを買った人は、その太くて重いタイヤは
登り坂には向かず、息を切らし押して登る姿などは
全くスマートではない現実に直面し、マウンテンバイクを物置の隅へ。

かろうじて別の人は、登る行為を極力避けて、
下り専門のダウンヒルライダーへ転向。
あくまでもやまみちを走る人の場合だけれど、
こんな図式が90年頃あった。かも。

それに比べてロードバイクは実に軽快だ。

一般道の坂道でロードバイクで走っている人をたまに見かける。
何度も追い越された。追い越されるその一瞬はちょっと嫌な感じ。

勾配率7〜8度くらいの坂を信じられないスピードで登って行く姿は、
惚れ惚れするものがある。

脚力の違いか、バイクの軽さのおかげか、
それともちょっと無理をしてるのか?
ロードバイクに乗ったことがないので解らないのだが、
きっともの凄く軽い車体に違いない。
10kg以下かもしれない。羨ましい。

そんなロードバイクの軽量な車体に眺望の眼差しを送りつつ、
登ってきた坂道を振り返ったりしてみる。

"結構登ったな"。

景色を堪能できるのは登る時だけ。廻りを見渡してみよう!
空を見上げてみよう!。

じんわり汗をかいた体に風が気持ちいいはず。
ちょっと休憩すれば体力もすぐに回復。(まだまだ若い)
さあ、もう一息。

実際、走り始めの体を慣らす意味での登りはとても大切。

ゴンドラなどで頂上まで行って下るのもいいのだが、
体が暖まっていないせいなのか、バイクに乗せられている感覚というか、
なんとなくぎこちない感じ。あれも嫌だ。

せっかくの下りの楽しみが半減する時は悲しい。
自然との一体感を求める為には、
体力を大幅に犠牲にしてまでも登りに専念するべし。
あえてゴンドラ等を使わず、苦労することで、
下りが至福の時間となることうけあい、間違いない。

「もうすぐ頂上、空は快晴。風は心地いいし楽しい下りが待ってる。」
いつもの自答。
一定のペースを再び確認する。

果たして登りを楽しめる日がやって来るのだろうか・・・ 

まあいろいろ考えてはみても、楽ありゃ苦あり。
これこそがトレイルライド。

よ〜し、また週末には出掛けよう。

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