浅間2000m林道

浅間2000m林道★初心者はまず林道から!?

Yahoo!ブックマークに登録

ダークサイド★入山峠

高速シングルトラック
★旧中山道
初心者は林道から?
★ 浅間2000m林道
難関また難関!
赤城★関東ふれあい道
ダウンヒルが楽しい
富士見パノラマ
★MTBコース
お手軽でもない
★信濃路自然歩道
里山で遊ぶ★鐘撞堂山
ハイキングの名山
御岳山★日の出山
絶景かな? 山中湖畔
大洞山★三国山
箱根で骨を折り損
古道★湯坂路
暑中!MTB別天地
★金比羅尾根
笹原を行く!
百名山赤城★荒山高原
御岳山起点コース3番手
御岳山★大楢峠
リバーサイド
ポタリング


ヒルクライム
について★考える

バイクショップ★巡り
初心者に捧ぐ
自転車★アイテム

Profile

リンクについて

自転車 01

自転車 02

自転車 03

自転車 04

自転車 05

アウトドア・
アウトドアスポーツ
クライミング・
ハイキング 01

クライミング・
ハイキング 02

ウォーキング
スポーツ・
フィットネス
ネイチャーワールド
トラベル
健康・美容
リビングライフ情報
いろいろな趣味
アトミックサイクル
自転車のきゅうべえ
ワールドサイクル
セレクトイット
またまた軽井沢方面。好きですこの辺。

浅間2000m林道」はその名のとおり、
浅間山の麓、地図の等高線上2000m付近に伸びる林道だ。
浅間山の火山活動も現在は活発ではないので、たぶん走れると思う。

秘蔵版 MTBツーリングBOOKという本が存在する。
(山岳サイクリング研究会著)

これは是非とも手に入れたい本なのだが、現在は絶版となっていて、
手に入れることはできない。どこを探しても見つからず、
最近では諦めた。

この本秘蔵版というだけあって、さぞかし魅力的なコースが
数多く紹介されていることだろうと想像してみたりする。

「浅間2000m林道」はこの本のコース紹介の一部らしいことを
ある日発見。ネットでコース紹介されていたので、
行ってみたいという気分になった。

さて、当日は車にバイクを積んで出発。
中軽井沢の駅前から浅間山に向かってのびる国道146号を車で上る。
バス停のある"峰の茶屋"という場所に車を置き、バイクを降ろした。

道路脇の小さな駐車スペースの横に林道の入口はある。
一般車両通行止め(たぶん自転車も含まれるのでは)
ゲートが降りているが、とりあえず通過。
ブルーの立て看板には、「浅間林道」と表示してある。

今日は登りがないために楽で良いのだが、案の定、
体がバイクに馴染まず、走り出しても、しばらく違和感はとれず、
ただバイクに身をまかせて下ることに。

ある意味登ることの大切さをしみじみ感じる。

みちは車が1台走れるほどのダブルトラック。
石がまばらに点在することと、所々みちを横切る様に薄いゴム状の
ベロが飛び出ていることがちょっと気になるが、走行には支障はない。

開放感あるこのゆるやかな下りは、スピードを出さずに景色を
楽しみながら走りたいと思わせる。

「それにしても熊が気になる」ここも熊が出没する場所。

どのようにして目の前に現れるのか、想像がつかない。

今は10月。熊の生態は詳しくわからないが、
現在は冬眠前に食料を物色中なのではないかと考えてみたりする。

熊のものかわからないが、走行中に動物の糞を目撃しているので
なおさら怖い。依然として"熊"に関しては、
向き合わなくてはならない恐怖のテーマ。

このコースに熊が出たので走ることを中止したという情報もある。
どうか遭遇しませんようにと祈るばかり。

みちは依然として快適さを守る。
いわゆるツーリングコース的な様相だ。最終地点の水出林道までは
途中分岐路が4カ所ほどある。

どこでも左へ下れば、エスケープルートとなるので途中棄権の際には
下ってしまえばいい。

その分岐路の3つ目に着いた。一方は登るみち、一方は下るみち。
おおよそ下りだろうと地図を確認することなく下るルートへ進む。

徐々にみちは一直線に急降下し、バイクは速度を増す。
ラジオを鳴らしている人や、大型の熊鈴を鳴らしている山菜採りらしき
人たちが視界に飛び込む。ということは一般道が近いのか。

スピードに乗りすぎてしまっているバイクを
ブレーキコントロールしてかわし(スピードは控えめに・・・)
そのまま突き進む。

ブルーの縦長の看板には「御代田三石林道」と表示してある。

<エスケープルート>

辿り着いてしまった場所は、事前に設定していたルートの遙か手前。
あきらかにルート選択ミス。
正直、先程の地点まで登り返すことはつらい。

ここで本当にエスケープしようと思ったのは
事実だが、中途半端な達成感しか残らない。
やはり今日の目標は果たさねば心残り。

しかたなく、一つ下の1000m林道を進み、再び山腹へ登ることに。

1000m林道は舗装されたみちだ。ここを草地研究センター方面へと走る。
この頃になると体が順応してきていて、なんとかいけそうな
感じも出てきた。

1000m林道から浅間2000m林道へ、最終地点水出林道から登る。
この結果、事前設定コースを逆に回っていることになった。

水出林道のジグザグみちは、なんとか乗車したまま登ることが出来る。
途中で休憩しつつ、常に一定の速度を保つ事に専念しなんとか登り切る。

たまに熊鈴を手で鳴らしながら、
小屋の立っている2000m林道の分岐点まで到着。

かなりしんどかったので、息はゼーゼーとあがり
心臓の鼓動が全身に響く。1000m林道を走ってきた方向にもどるように
再び2000m林道を走り出した。

いつのまにか、先程通過した草地研究センターの上部を走っている。

麓を走る車の音やモーターサイクルの音をかすかに聞きながら、
このままみちはアップダウンを繰り返す。

枯れ葉の落ちた穏やかなみちはカーブを描き、先へ先へとと続いている。ゆっくりと走りながら空を仰ぐと、少しばかり紅葉した葉と、
青い空のコントラストが美しい色彩となって目に焼き付く。

やがて林道は三叉路となり、なにやら看板の横を通り過ぎたので
振り返ると「イノシシ出没注意!」の掲示板。

三叉路の左は石尊山へ、真ん中は先程間違えた分岐点へと続く。
進路を右へとり、みち幅の広い砂利みちをかっとばす。

途中区間を少々ショートカットはしたが、再び1000m林道へ戻り、
中軽井沢の駅に着いてとりあえず完走ということにした。

駅前にバイクを一旦置き、草津温泉行きのバスに乗って、
車を取りに行く。

のんびり走ることの出来るツーリング向きコースとしての選択ならば、
ここは最適です。

Copyright (C) 晴れのちマウンテンバイク All Rights Reserved.