荒山高原

荒山高原★100名山 赤城の笹原をゆく

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紅葉が始まるちょっと前の
荒山高原から赤城森林公園への下山ルートを
走ってみることにした。
赤城連山中の南側位置する、荒山の直下の高原からスタートだ。

赤城県道を車で登る。鳥居をくぐり、姫百合駐車場へ到着。
街中から1000m程標高が上がった。
荒山高原への登山口はこの駐車場の奥にある。
小雨も降り出し、寒い。明らかに気温が市街地と違うことを肌で感じる。

短パンでは寒いな〜。

午前9時、10月の赤城山。小寒い中、
車からマウンテンバイクを取り出し組み立てる。
登山者がぽつりぽつりと登山の身支度を終え、
登山口へ向かっているのを見ながら、
バイクを転がし、荒山登山口へ。

ここから荒山高原へのトレッキングスタート。

上方に伸びる長い木製の階段を、バイクを担いで登り始めると、
県道を勢いよく下ってくるMTBとすれ違った。

ほとんど直登の様相をかまえた登山道の急斜面、
階段の壁が前方に立ちはだかる。
覚悟の上の景色。結構なトレーニングとなる。

当初の予定通りに、岩石が転がるガレ場も出現。
ここから荒山高原までずっとガレ場の担ぎになる。
歩いて登るのもちょっと大変な段差の中、
14kg強のバイクの前輪を岩の上に乗せるに四苦八苦。
かさばる荷物に手を焼く。

登っている最中はいいのだが、少し休みを入れると、
山頂から吹き下ろす強風に体が冷やされ、寒い。
木々が強風で右に左に勢いよく揺れ、ゴォーゴォーと
山全体がものすごい音で唸っている。

風の通り道の真っ直中だ。

ガレ場のみちは尚も続き、担いでいる右肩も痛み出してくる。
たまに登山者の方とすれ違いながら、スローペースで登り続けると、
荒山高原への入り口に着いた。

背後には荒山がそびえ立ち、広場になっている高原では、
登山者が数グループ休んでいる。それにしても寒い。
依然として吹きすさぶ風は止まず、雲は勢いよく流れる。

「富士山が見えますよ」登山者に教えられ、南の空を見る。
かすかに小さくではあるが、山々の頭一つ上に富士山が顔を出していた。
普段はあまり見えないらしい。
赤城山から200km以上先の富士山に感動。

間違えた! 

どうやら鍋割山へ向かっていたらしい。
赤城森林公園へのルートとは全く反対方向へ進んでいた。

登山者にみちを尋ねると、
ここから先は到底自転車で下れるみちではないと教えられ、
もうだいぶ登ってしまったが、やむなく引き返すことに。

みちを尋ねた登山中のおばさんは親切な方で、
詳しくみち順を教えてくれる。
「お腹減ってない?」「おにぎり食べる?」まるで子供に言うように
心配してくれた。自転車を持ってここまで登ったことに驚いた様子。

丁重にお断りをして、先を急ぐことを告げた。

やけに大きい荒山高原を表示する案内板のすぐ裏手の小道に入る。
なだらかなみちは棚上の十字路まで続いている。
以前赤城温泉へのルートを走った時に通過した十字路だ。

当たり前だが、変わらず同じ場所に立っている十字路分岐点を
直進すると、赤城温泉へつながる。今日は十字路を右折して
赤城森林公園へ下る。

わずか一人程が歩けるみちは、笹に覆われ、曲線を描きながら、
筋となって南側へ緩やかに下る。ゆかるんでいるところもなく、
土も乾いているので、快適に走れる。

コーナーの連続でスピードも上がりはしないものの
このシングルトラックは、MTBで走るのに支障はないようだ。

唸っていた荒山高原の暴風がうそのように止み、
やわらかい日差しと、秋空が気持ちよい。

MTB日和。

みちは次第に広くなる。
土砂が流れ落ちるの止めるためのものか、木製の階段が一段、
数十メートルごとに出現。

このたった一段の段差は結構高い位置からのドロップ。
快適に走れるところをこいつのおかげで、
いちいち止まり、担ぎおろさねばならないことになる。

乗車で降りられる段差は、ゆっくり前輪を下ろす。
BBのギアが、段差に引っかかりはしないかと
心配しつつ、こけないよう注意しながら走行。

それにしてもあまりに数が多い。

このままいけるか・・・

だんだんめんどうになってきた頃、
目測を誤り、とうとう転倒。バイクごと笹原につっこみ左膝を強打!
立ち上がりると左膝から流血し、鮮血がみるみるしたたり落ちる。
タオルで押さえるが、流血は止まらない。

最近、山へ入れば必ずけがをする。

このままでは、バイクに乗れないのでタオルを包帯代わりにする。
タオルで患部を押さえ、自転車用品店で買ったベルクロで巻く。
結構強く巻けるので、これなら大丈夫だ。

左膝に痛みを感じつつ、目の前に迫るドロップオフは
ほとんど下車して進む。

これさえ注意すれば、そこそこ下っていけるルートであるのだ。
やまみちでは、技術の有無が如実に表に出てくる。
残念だが以前として、初級者レベルのバイクコントロールしか
身に付いていない。

赤城森林公園に程近くなると通常の登山用木製階段となり、
駐車場へたどり着く。
洗い場で傷の患部を洗い流し、泥を取る。ちょっと休憩・・・。

一旦、舗装された林道を下り、数百メートル先に立つ
赤城青年の家を示す分岐案内板を、表示通りに左に折れる。
ここから2km程のトラックを赤芝牧場まで下る。

みちはガレているが、100%乗車可能だ。
シングルトラックからジープみちへ変わる頃、
草木がみちに覆い被さるように伸びて進行方向を不明瞭にする。
一瞬、みちが消えたと思われたが、痕跡をたどりそのまま進むと
舗装道路に出た。夏場は本当に道がなくなってしまう程、
草木は覆い茂っていることだろう。

赤芝牧場からは、林道、農道を通って一般道に連絡。
本日の行程が終わる。

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MTBの運転技術ノウハウをよく読むが、
実際のコントロールは教則本のようにはなかなかいかない。
体が覚えるのに時間がかかることを、今日思い知る。

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