富士見パノラマ★MTBコース

富士見パノラマ★ダウンヒル専用MTBコース。

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紅葉シーズン真っ盛りの中、
夏期最終営業日の11月6日に行ってみました。
富士見パノラマ」リゾート。

以前から気になってた場所。なにせ、ゴンドラでゆられ、
山頂まで行けるらくらく登頂。そう、ここはスキー場。
やっていることはスキーと同じ。
スキー板がマウンテンバイクに変わっただけだ。

違うところは、誓約書を書かされること。"好きに楽しんでください。
ですが、命の保証はしませんよ"的な内容だ。
これにサインをしないとゴンドラの乗車券は買えない。

富士見パノラマ」リゾート営業開始前に現地に到着し、
駐車場で開始時間を待っていると、後から続々と車が集まりだした。

彼らは本格的なフルサスペンションのダウンヒル専用バイクを
次々と車から降ろしている。

フルフェイスのヘルメット、全身にプロテクターを装着し完全武装で
颯爽とゴンドラに向かって行った。

「トレイルより楽しそうだ!」

もう少し若い時にマウンテンバイクの楽しさを知っていたら、
きっと同じ事をしていたかもしれない。

ゴンドラに乗り7〜8分で山頂に着く。
自分はダウンヒルコースへは行かず、林道コースへと進む。

天気はくもり。今にも雨が降り出しそうなあいにくの空模様で肌寒い。
ダウンヒルはMTB専用コース。その他、入笠山1周コース及び
林道コースはMTB専用コースではなく一般道となっている。

入笠山を1周してみることにした。

しばらく平坦なみちがつづいたが、いきなり勾配がきつくなる所に出る。
かなり荒れたみち。工事車両が走ってきてもおかしくないような、
石だらけの茶色いみち。知らぬまにスピードが出てしまい焦って
ブレーキング。<ガガガーガー>後輪がロックして地面を斜めに滑り出す。

全くもって走りづらい。体制を立て直しつつ、ブレーキを握ったまま
ゆっくりと進むことに。

コースには所々に案内板があるので、指示通りに進めば迷うことはない。

みちは舗装されたゆるやかな上り坂へと変わり、色とりどりの葉が
紅葉シーズン真っ直中であることを物語る。

周辺の景色を楽しみながらゆっくりと、頂上に戻るまでの長い距離を
登る。途中に牧場があったが、牛らしき動物はいなかった。

駐車場までの下りは、丸金林道を行くことに決めた。
期待を込めて走り始める。中・上級者向きだそうだ。

しばらく走ると次第に勾配はきつくなり、スピードを緩め
コントロールに集中する。

このみちは何に使われているみちなのだろうか。
林業用だろうか?荒れ果てた石ころだらけの走りづらいみちが
延々と続き始めた。約9kmつづくらしい。

単調なカーブの繰り返しや、石によるバイクの挙動修正が徐々に
苦痛になり、しかも急勾配で常にブレーキをかけていなくては
ならないので握力が著しく低下する。

「油圧のディスクブレーキならもっと楽なのかな・・・」
ワイヤー式のディスクブレーキに八つ当たりしてみる。

下りルートに対して嫌気がさしていた。

その時、ガクンと前輪が窪みにはまりロック。
後輪が持ち上がりそのまま転倒。勢いよく左肩から地面へ激突した。

ヘルメットに石が<ゴツン>と当たる音。
右足の膝が何かに当たり痛みが走る。この状態のまま坂を転げ落ちる。

顔をしかめて見上げるとバイクは5m程上に転がっている。
ゆっくり立ち上がり骨折していないか確認。
よかった〜どうやら大丈夫なようだ。

右足のタイツをゆっくりとめくり上げ膝を見る。
久しぶりに見た大きな裂傷。小学生の時以来だ。

血はあまり出ていないが少し時間がたてば、
ジュワッと滲み出てくるだろう。傷口に注意しながら
膝を曲げたり伸ばしたりして、このまま漕いで進める状態か
様子をみるためにその場にしばらく佇んだ。

左足だけで漕いで、右足は添える様なかっこうで
駐車場まで進むことにした。ハンドルの曲がりを修正しスタートする。
幸いあと1km程で辿り着くと案内板が教えてくれる。

傷口がタイツにへばりつき、冷たいような感覚が気持ちわるい。
時々タイツをまくって傷口を確認しながらもなんとか駐車場へ着き、
バイクを積んでそのまま帰る。

膝からは血がかなり出始め、腫れてきた。
右足はアクセルからブレーキへ移動するだけでも痛みが走る。
運転する人は自分しかいないので、このまま帰るしかない。

一人でやまみちを走っていると、もしも何か大事故があった時に
助けを呼べなくなるという怖さを痛感する。

「あ〜まいった〜」

年のせいか、傷がなかなか治らない。
どうやら新鮮な細胞が造られるのが遅いらしい。
あれから3週間。やっと膝を曲げても痛みが出ないようになってきた。

今でも(7ヶ月後)傷跡はくっきりと残っている。

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